最近、ブログの更新も月イチになってしまい申し訳ありません。
再販用の背景セットの製作や、庭の梅の実の収穫や草刈りなど、色々と忙しくてブログまで手が回りませんでした。
更に引っ越しの準備もあったりして、なかなか時間が取れないですね・・・
でも、ヤフオクの商品も減ってきているので、再版のペースを上げていきたい・・・
そんな時間が無い中でも、AIの勉強は楽しくて続けていました。
画像生成AI・音声合成AI・対話型AIなど、一通り触ってみましたが面白いですね。
一通り勉強して、AIにトレーニングを行い特定のアニメキャラの画像・音声を出力できるようになりました。
当方はアニメのキャラクターの疑似人格を作り、スカイリムやフォールアウトのようなゲームにMODとして組み込むことで、好きなキャラクターとともに話しながら冒険してみたいんですよね。
既にスカイリムのMODで、キャラクターにAIを組み込んで会話できるデモがYOUTUBEで公開されているので、自分で作らなくても誰かがMODを公開してくれるかもしれないですが・・・
公開されているデモでは、テキスト入力した内容に音声で回答する形式になっていますが、音声認識のシステムを組み込むのは難しくないので将来的に音声会話も可能になるでしょうね。
それに関連してですが、既に色々な会社でAIを利用したゲームやアプリの開発が進んでいると思います。
ただ、現在主流となっている生成AIを利用した場合、非常に訴訟リスクが高いと思われます。
「StableDiffusion」や「NovelAI」および「ChatGPT」は、AIのトレーニングに自社で著作権を保持していないデータを無断で多数使用してモデルを生成しています。
ただ、これは違法ではなく著作権法上ではネット上のデータは研究用途であれば、フェアユースとして無許可で二次利用が可能なので、研究用途でのモデルの生成やデータ出力には問題ありません。
ですが、あくまで研究用途での使用に限られていますので、著作権を保持していないデータで生成したモデルや出力データを販売する場合や、またそのモデルを使用してユーザーに画像を生成させて料金を取る場合、著作権法違反となる可能性が高いです。
現在の生成AIは、画像であり文章であり音声であっても学習したデータのコラージュしか生成することが出来ないですから・・・
あと、画像生成モデルはCivitaiなどで様々なモデルの公開がされていますが、これらのモデルはほとんどが「StableDiffusion」や「NovelAI」のモデルをベースにしたマージモデルです。
マージ元に「StableDiffusion」や「NovelAI」のモデルを使用している場合、どのようなモデルを使用しても著作権法違反となる可能性があるので気をつけなければなりません。
(現状、AI関連の訴訟の判例の数が少ないため可能性の話しになりますが・・・)
先日も生成AIを利用した写真集の発売が出版社の判断で販売終了になりましたが、おそらく法律上の問題のある生成AIを利用していたことが原因だったのだろうと思います。
(あと、出版社とタレントの関係性の問題などもあったのかもしれません・・・)
こんな風に書くと生成AIを利用した商品制作は出来ないと思われるかもしれませんが、著作権法上の問題をクリアしてしまえば生成AIを利用した商品制作も可能です。
先日、Adobe社が自社でライセンスを持つ画像のみでトレーニングしたAIを自社のアプリケーションに導入したことが発表されました。
これは、著作権法上の問題がありませんので最も正しい生成AIの利用方法だと思います。
長々と書きましたが、簡単にまとめると「現在の生成AIで商品制作すると訴訟リスクがある。」ということですので、既存の生成AIを活用して商品制作をする場合はお気を付けください。
ですが、AIは間違いなく有用なツールです。
フリーライセンスのデータのみでトレーニングされたAIモデルも見かけるようになってきましたので、著作権問題をクリアしたモデルの利用をオススメします。
尚、著作権問題をクリアしたモデルで生成した作品であっても、既存のキャラクターやタレントに似せて作品を作ると、これもまた権利侵害になる場合がありますのでご注意ください。
(同人的な作品の場合は、二次創作ガイドラインに沿っていればOKかもしれません。)
AIの権利関係について、調べたことを書き連ねましたが、実は自分用のメモだったりします。
当方もAI作品に興味があったので、気になっていたことを調べていました。
ここに書いておけば忘れないので、ついでに記事にしたというわけですね。
うーん・・・いよいよこのブログもメモ帳代わりになってきてる・・・