2022年11月9日水曜日

30MS - 30 MINUTES SISTERS 素体比較 オプションボディ



今回は通称「30MS」こと「30 MINUTES SISTERS」の別売りオプションボディパーツを入手したので紹介したいと思います。(figmaの素体とのサイズ比較もあります。)

30MSのオプションボディーバーツは、「ボディーパーツ」と「アーム・レッグパーツ」がそれぞれ別売りとなっていますのでご注意ください。
上の写真のような素体にする場合は、「ボディーパーツ」と「アーム・レッグパーツ」両方が必要になります。

ちなみに小売り価格は「880円」ですので、「ボディーパーツ」と「アーム・レッグパーツ」を両方買っても「1760円」と比較的お安い価格になっています。
(転売が横行しているので、ホビー系通販サイトで再販予約するのがオススメです。)

上記の写真を見てもらえば分かるかと思いますが、フィギュア改造用の素体としてはなかなか使い勝手が良さそうなデザインとプロポーションになっています。
ただ、右端の「ルルチェ」だけは、衣装に襟のような装飾があるため布服を着せる場合などは加工が必要になりそうです。




こちらの写真は元の素体とのサイズ比較です。
元の素体に頭部パーツが無いので分かり難いかもしれませんが、肩の位置で比較して頂ければと思います。

オプションボディパーツのボディにはリングパーツ無しの状態ですが、元の素体にはリングパーツが付いた状態になっております。



左端の「リシェッタ」はリングパーツが無いのに加え胴体と足が少し短くなっているので、およそ「7mm」ほど身長が低くなっています。
プロポーションは元の素体の方が太く、オプションボディは少しスリムになっています。

中央の「ティアーシャ」は、もともと細身で小柄な体形のためか「5mm」ほど身長が低くなっている感じで、「リシェッタ」ほど身長の変化を感じにくいですね。
プロポーションは元の素体は細身で、オプションボディは肉付きが良くなっています。

右端の「ルルチェ」は、元の素体に対してオプションボディパーツが色々とグラマラスに変更されているためか、身長は低くなっておらずむしろ「1mm」ほど高くなっているかもしれません。
プロポーションは元の素体は小学生のような体形なのに、オプションボディは高校生ぐらいにまで成長している印象です。



若干、元の素体に比べるとキャラごとにプロポーションの変更があります。
オプションボディパーツのプロポーションがほぼ同一のため、元の素体に比べるとこのような変化になるのだと思います。

プロポーションがほぼ同じなので、腕と足のパーツを交換すればリシェッタにもティアーシャの水着を着せることは可能です。(多少、肌の色合いが異なりますが・・・)

尚、膝や肘の関節の形状が元の素体とオプションボディでは異なります。
太ももや二の腕のロール部分(リングパーツのある個所)でのパーツ交換は可能ですが、膝や肘関節でのパーツの交換は無改造では難しいです。






こちらは「figma 水着女性body エミリ」と「ホビーベース 素体ちゃん M」との比較写真です。

上の写真はリングパーツ有りの元の素体との比較写真になっています。
下の写真はリングパーツ無しのオプションボディバージョンとの比較写真です。
(ルルチェだけボディが変わっていないのは、単純に当方のミスです・・・今気づいた・・・)

30MSのキャラの身長が5mmほど低くなったため、ほとんどfigmaと同じスケールになっているのが分かるかと思います。

そして実は30MSの「オプションボディパーツ アーム・レッグパーツ」は、ジョイントの軸径が3mmとなっているためfigmaやリボルテックのジョイントと互換性があります。
もし、30MSの関節が破損した場合は、figmaジョイントで修復することも可能だと思います。

ただし、ジョイントの軸の長さが違っていたりしますので、ジョイントの軸を短くするなどの加工は必要です。
また、ジョイントの径は同じでもサイズ感や色味が異なりますので、多少違和感が出る点にもご注意ください。




最後にfigmaと素材ちゃんのボディに30MSの頭部をのせて30MSボディにfigmaの頭部をのせてみました。

figmaと素材ちゃんと30MSでは、首のジョイントに互換性はありません。
そのため、無改造で頭部の交換は出来ませんので、頭部を交換する場合は「素材ちゃんに付属する予備の首パーツ」や「30MSオプションボディアーム・レッグパーツの予備の首パーツ」を改造して取り付けるのが良さそうです。

ちなみに上の写真は、両面テープで仮止めした状態で撮影しています・・・


スケール感が近いので、頭身にほとんど違和感はありませんね。
ただ、figmaに比べ30MSの方が一回り頭が大きいので、figmaボディにのせると若干頭が大きく見えます。
ですが、頭身のバランスの問題もありますので、挿げ替えるfigmaボディによっては違和感はほとんどなくなる可能性が高いと思います。

素材ちゃんボディに30MS頭部は、頭身的にはそのままでバランスよく使えそうですが、少しだけ首が詰まって見えるので微調整した方が良さそうです。
あと、肌の色合いが異なるため違和感があり塗装かレジンによる複製の手間が必要です・・・

30MSボディにfigma頭部は、頭身が高くなりモデル体型になっていますね。
肌の色合いも近いのでほとんど違和感が無く、頭身が高くグラマラスなプロポーションになったことで、エミリがかなりカッコイイお姉さんになったように見えます。
この組み合わせはかなり良さそうです。



30MSボディは期待以上に素体として優秀かもしれませんね・・・

関節の構造もfigmaと同等の可動域があり更に太ももと二の腕にロールがあり、肩も引き出し型の関節になっているのでfigma以上にポージングしやすいです。
関節や腕と足のロール部分の処理もしっかりされていてfigmaと同じレベルで関節が目立ちにくいのも良いですね。

また、肘と膝の関節のジョイント径が3mmでfigmaと同じなのも良いです。
figmaとミキシング改造する場合などに、かなり組み換えが簡単になりそうです。

あと、30MSは非常にシンプルな構造で時間をかけずに組み上げられるのに、パーツの精度が高く合わせ目処理などをしないパチ組みでもそこそこの見栄えになるのも良いですね。
関節構造はガンプラのノウハウを生かした構造で、想像以上に可動域があるのも良いです。

ただ、入手しにくいのだけが難点です・・・

改造用にたくさん買うので、もっと再版してくれていいですよバンダイさん。|д゚)チラッ
(フィギュアライズスタンダードより、こっちのスケールをメインストリームにして欲しい・・・)

あ、そろそろ30MMのナイト仕様のスピナティオももうすぐ発売だ・・・買わなきゃ・・・